円安について

今回は、円安について触れていきます。

去年の150円台をピークに、円安は落ち少し着いてはきましたが、最近また140円台になり、円安が進んでいます。

なぜ日本が円安になっているのか、その理由を解説していきます。

 

その前に先ずは、円安・円高について解説していきます。

円安・円高とは

例えば、1ドル100円だったのが、1ドル200円になりました。

これは円安になったということです。

外貨を両替すると想定してみてください。

100円払えば1ドルと交換できましたが、200円払わないと1ドルと交換できなくなってしまいました。

ドルに対して、円の価値が下がっています。これが円安です。

反対に円高は、1ドル50円になった場合です。

100円払えば1ドルと交換できましたが、50円だけで済むようになりました。

100円払えば2ドルと交換できます。

ドルに対して、円の価値が上がっています。すなわち、円高です。

円安

なぜ円安になったのか

大きく分けて2つあります。

1.日本とアメリカの金利差拡大

去年、日本とアメリカの金利差が大きくなりました。

金利差が大きくなった理由は2つあります。

アメリカでは、コロナが明けて好景気になったこと

②日本が金利を上げたくても上げられなかったこと

これにより、円を持つよりもドルを持っていた方が、高い金利が付くからお得だよね、ということで円安に進みます。

2.ロシアとウクライナの戦争

ロシアとウクライナの戦争により、原油天然ガスなどの物価が上昇しました。

物価が上昇すると、金利を上げて物価上昇を抑えようとするのが重要とされています。

ただ、この物価上昇は日本の好景気による物価上昇ではありません。

このまま金利を上げると、お金を借りている側の負担が大きくなり、ますます生活が苦しくなります。

なので、日本は金利を上げたくても上げられなかったのです。

まとめ

日本は結果として、スタグフレーションになってしまいました。

スタグフレーションを簡単に説明すると、不景気と物価上昇(インフレ)が同時に起こる状況です。

つまり、日本の状況はかなり深刻です。

対策としては、外貨を持つこと重要です。

話すと長くなってしまうので、今回はこの辺で終わりとします。

次回は、円安になると私たちにどう影響するのかを詳しく解説していきます。